今日もコーヒーブレイクです。
熊どんとウサギどんという話をご存知ですか?
アメリカ民話
「刈り分け小作」というのを紹介します。
***************
熊どんは川沿いに耕地をたくさん所有し、ウサギどんは猫の額ほどの農地しか持っていなかったそうです。
そこでウサギどん。
食べ物をつくるため、
熊どんから土地を借ります。熊どんは「できた作物の上のところは熊どんの物になる」と強引に契約を結ばせました。
泣く泣く承知したウサギどん。考えたすえ、ある作物を作ることにしました。
約束の日、熊どんに上のところを採ってもらおうと呼びにいきました。
できた作物は、
さつまいもです。
熊どんはカンカン。
翌年、ウサギどんは食べ物をつくるため熊どんと契約を結びました。
今度は「できた作物の上のところはウサギどんが採って、残りが熊どんの物になる」というものでした。
ウサギどんは知恵をはたらかせました。
約束の日、熊どんを呼びにいきました。できた作物は、
麦でした。
熊どんはカンカン。
その次の年、また食べ物をつくるためウサギどんは熊どんと契約。
熊どんは「作物の上のところももらうし、下のところももらう」という契約でした。
約束の日、熊どんを呼びにいきました。できた作物は、
とうもろこしでした。
熊どんはカンカン。
***************
熊どんは武士。ウサギどんを商人に置き換えると、なるほどと思いましたね。
土地をもたない商人は知恵を働かせないと、暮らしていけないのです。
http://www.youtube.com/watch?v=qOALtq_bIwk&feature=related

3