なぜ地方分権がすすまないのか。
地方の税収が減る一方だからです。
政府は「三位一体」をスローガンにしていますが、いったいどういうことなんでしょう。
三位一体とは、国に頼らない、地方の自立を目的としています。
具体的には、1.国から地方への補助金を減らす。
2.地方交付税(格差是正のため地方に配られる税金)を減らす。
3.国から地方へ税を移す「税源移譲」
1.補助金は、地方はこれを国から頂くために、国の言いなりになります。
2.地方交付税も、国からもらうものです。
3.上の1.補助金、2.地方交付税を減らし、
やっていけない場合、金を移してもらう。
この3つを一体としてやっていくのが、三位一体なのです。
現状、地方は国の言いなりにならないと、やっていけない状態。
麻生総理の政策は、地方にお金をバラまくと言われています。
実は
麻生氏は総務大臣のとき、三位一体を推進した大臣なのです。
補助金や地方交付税を減らした大臣です。
なのに、苦しいからといって、ここでバラまきをすれば、また自立できなくなります。
大切なのは、地方の収入です。
補助金や地方交付税を減らしたかわりに、どんな収入でそれを補うかなのです。
現状、東京一極集中体制なので、大企業からの税は東京にとられてしまいます。
三位一体だけをするから苦しいのです。
三位一体と平行して、「道州制」をいち早く導入すべきなのです。
収入を取り上げるだけなら、地方は沈没します。
道州制を含めた「4位一体」でないと。

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