昨年、初の世界選手権で日本は金メダルを獲得しました。
初めてプロが本格参加。キューバにも勝ちました。
世界選手権では、イチローというリーダーがいました。
イチローは世界の実力を知っています。そのイチローがホームランを打ったりして引っ張った。日本のプロ選手はそれについて行ったのです。全選手、必死でした。やっとの金メダルだったのです。
しかし、北京では
「プロが参加するのだから、普通にやれば勝てる」の思いがチーム内にあったと思います。
イチローのような全員を引っ張るリーダーが不在。
キャプテンのヤクルト宮本も初戦ゲッツー2つでリーダーシップがとれない。
それから、日本は他チームのデータをたくさん集めましたが、
キューバ、韓国は、それ以上に、ダルビッシュや藤川を研究していたと思います。
他チームが日本にあたるとき、相撲で言えば、横綱に挑戦するぐらいの気迫がありました。必死なのです。
対し、日本チームは「普通にやれば勝てる」との思い込み。
キューバや韓国と比べると、必死ではなかったようです。ダルビッシュも空回り。実力を出せずに終わりました。
全員一所懸命だったと思いますが、金はそんな甘いものではなかったのです。

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