自分にとって、初めての徹底改修品が、このゲルググイェーガーです。
元は高校生の頃に簡単に継ぎ目を消して、パテを盛って均して、一部塗装をしていたものです。
ひょんなことから、未完成の部分を可動域を高めるような工作をしてみました。
この作品が、現在の自分のルーツ?にもなっているのでしょうね(^^ゞ
2006年10月1日
SDゾックの継ぎ目消しをしながら、ふと実家から持ってきた、16年近く前の塗装しかけのゲルググイェーガーに眼が向く。
残りを塗装しようかと持ってきていたのですが、ライフルを両手で保持できないことに気付き、手持ちのボールジョイントなどとの組み合わせを考えることしばし…
「やってみるか!」
久々の大改造です(大改造して完成したためしはほとんどありません・・・)。
HGUCジムとMSVのスナイパーカスタムのミキシングビルドをほったらかしにして以来の挑戦と相成りました。
そもそもボールジョイントを使っての可動改造はほとんど経験がないので、うまくいくかは分かりません。
しかしやってしまいました。
肩の接続軸をボールジョイントにして、引き出し式の関節のようにする予定です。
また、固定式であったフロントアーマーとサイドアーマーも切り離して、適当に接続する予定。その他の関節はとりあえず現状維持でいくつもりです(フライングベースを使えばかなりいけそうな感じですので…)。
塗装は塗装してある部分を16年近く前のものを生かして、仕上げる予定です。
さて、16年という歳月を超えたこの作品。無事に完成するでしょうか?
2006年10月2日
昨日のゲルググイェーガーの肩の関節と、首の部分にボールジョイントを仕込んでみました。
ボールジョイントと本体の接着にアルテコ瞬着パテを初めて使ってみました。
思いのほか使いやすく、はまりそうです。
ボールジョイントの素材がやわらかめなのと、長さが足らなかったので、ボールジョイントの軸をカットして、真鍮線を通してABSランナーと接続し、瞬間接着剤で接着しました。
また、胸部にある、動力パイプのようなものはスプリングを使ってみました。
初めてのことが多かったので、随分と時間がかかりましたが、どれも今までやってみたかったことなので、プラモ作りを十分堪能しました。
2006年10月3日
ゲルググイェーガーの改造にはまり、この2日間は3時間睡眠で過ごしていたら、さすがに体がきつい…
その分改造は、はかどったのですが、今日、明日と大きな仕事がまっているので、週末まではあまり弄れなさそうです。
塗り残した部分の塗装をして終わろうと思ったのですが、いつの間にか大掛かりな物になりつつあります。
一応、昔作った部分はそのままにする予定なので、後は塗装を十数年前の塗装に合わせて、遊びながら塗っていきたいと思います。
2006年10月5日
昨夜は仕事の準備で結局2時間しか眠れませんでしたが、資料の用意は完了。
おかげで本日の大仕事を無事済ますことができました。
でも、眠くて仕方のない一日でした。
帰ってからも、眠くて仕事ができないだろうと思っていたら、妙に目が覚め、気分転換にイェーガーをいじりました。
今日は迷っていた、腕部ビームスポットガン(?)のために前腕のパーツをエッチングノコ(初使用!)で分割し、肩のバーニア部分の改造に、バックパックのアンテナが折れてしまったので、真鍮線を使用してみました。
願わくば次の3連休で仕上げたいところですが、どうなることやら・・・
2006年10月6日
今日はイェーガーのショルダーアーマーの継ぎ目消しをしました。
先日の接着剤の乾燥が甘かったためか(ものの本によれば、3日は放置した方がよいとよくありますが…)、いまひとつ消えてません…
こうなったら、明日溶きパテを使って処理をしてみたいところです。
改造は後は腕部のビームスポットガンを真鍮パイプで表現するだけなので、表面処理を簡単にやって塗装の予定です。
2006年10月7日
今日は比較的にイェーガーをいじれたのだけど、進度はいまひとつ…
それでも、スポットガンの基部を作り、ショルダーアーマーやフロント、サイドアーマーパーツのサフ吹き、パーツの裏面をファントムグレーで塗装しました。
色々なサイトでこの裏面の塗装が勧められていたのだけれど、やってみると違いがよく分かり、効果の高さを感じました。
現在はショルダーアーマーや本体の配色をどうしようか迷っています。
2006年10月8日
今日は塗装を塗装を行いました。
フロントアーマーとサイドアーマーの接続に苦戦しましたが、何とか大体終えることができました。
接続は、3mmプラ板を使って、そのたわみを利用して可動するようにしました。
スカートやショルダーアーマーに使ったコバルトブルーがなんともいい色をしていて、気に入っています。
まだ、手とライフルは塗装していませんが明日、これらを一部改造し、塗装をした後、墨入れをして完成予定です。
写真は実際の色よりも大分明るく写っています。とりあえずゴールが見えるところまで持ってくることができました(改造すると、途中で放置気味になるので、)。
2006年10月9日
ライフルのスコープ部をバーニアを元に、クリアーパーツを仕込みました。
基のものに比べると、ちょっとしたことでぐっと引き締まりますね。
それと、左手は何にかの平手パーツに手の甲の部分をパテで適当に整形して、軸のボールジョイントをカットして、左腕に接続するようにしました。
それぞれを塗装して、とりあえず完成です。
あとは、今回はエナメルで墨入れをして、つや消しを吹いて、できればデカールを貼って本当の完成です。
改めて考えると、改造を始めると飽きっぽい性格なのと、難しいことをしようとしすぎるあまり、完成しないことがほとんどでした。
その意味でも、ここまで手を入れて完成までこぎつけたのは初めてなので、思い入れの強い一品となります。
2006年10月10日
やはり平日は、なかなか弄れません。
墨入れができるのは次の休日辺りでしょうか?
それでも構想が固まり、青い部分の墨入れはエナメルのシルバーで行う予定なので買ってこなければなりません。
デカールはジオン用の1/144用のものを手に入れているので、それを使用する予定です。
今回はSEEDシリーズのベースを強引に差し込んでみました。
できれば、しっかりと穴を開けて、固定できるようにしたいと思います。
2006年10月15日
仕事に折り合いをつけつつ、ボチュを風呂に入れ、仕上げにかかりました。
エナメルでの墨入れ塗装が初めてということもあってか、やけに時間がかかりました。
そこからデカールを貼るなどなんだかんだと4時間近くかかって完成!写真の色合いのバランスは微妙ですが、何とかここまできました。
リタッチぐらいの修正で16年ほど前の部分(顔や脚部)はほとんどそのままです。
それに加えて、上半身の肩の可動や首の可動をボールジョイントで行ったり、首の部分のパイプをスプリングに変えてみたり、ライフルのスコープ部分をいじってクリアーパーツを使ってみたりと、改造の基本であるのかもしれませんが、弄ってみました。
改めて思うと、16年前の自分との妙な対話ともいえる物になりました。
当時の情報収集力と比べれば現在のものでは、インターネットや書籍を含め圧倒的に異なり、本当に充実しているのだなと感心してしまいます。
何にせよ、忙しい中ではありましたが、充実した時間を過ごすことができました。
2006年10月16日
通称父ガンプラというサイト
http://www.geocities.jp/mekenyu/index.htmlの0080コンペに投稿してみました。
思えば、これまでたいした改造をすることなく、たとえ改造しても収拾の付かない状態になるのがオチでした。
それが、このような気軽に楽しめるコンペがあることで、色々なことに挑戦したいという気持ちが湧き上がり、ここにいたりました。
何らかの機会を設けるということはいいですね。
ただ、背中に付くはずのプロペラントタンクがありません。
きっと実家の私の長期在庫の箱のどこかに隠れているのでしょうが…
機会があれば探してつけてやりたいと思います。
ちなみに後方にいるのはボチュのお気に入りのしまじろうです。

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