ネオ・ウメダ、今年の葡萄の収穫第一弾だ。昨年は2房とかわいいものだったが、今年はすくすく育ち20房以上の収穫が見込めそうだ。2008年の今頃植えたのだから3年かかりしっかり根付いたのだ。根付くということは、素晴らしい、それこそがチカラの源なのだ、根がしっかりしていれば果実が実る。僕が樹木ならば、果実は作品や仕事やその成果なんだと前にも書いた。
葡萄の木に水をやり雑草を引くということは、僕の気持ちを葡萄の木に注ぐということなのだ。それが現実に実を結んだのが葡萄、これは素晴らしく尊いことを僕に教えてくれる。ウメダ邸の土も、そしてこの地の風土も味方してくれたのだろう。本当にありがたい思いになる。
でも、日本には死んでいかなければならなかった家畜や、土が汚染され収穫に向き合えない田畑や、それらとともにある人々がいる。辛いが肝に刻みましょう。

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