のっけからなんですが、ボクのデザインの仕事は3通り。
1) EMELON 関係でスタッフ数名で常に動いてるレギュラー番組みたいな仕事。モナリザの運営やサトナカなどの稼働がそれら。
2) 同じく他社のクリエィティブのサポート、友人とかとのコラボレーションワーク。これらは半分レギュラーな助っ人仕事。
上はこの春からスタートのウェザインのオリジナルブランド A.B. のサポート、そして先日リリースしたスペース野田くんとのコラボ The Goddess of the Noodle.
http://takeshinakatani.jp/an/index.html
3) そして、依頼を受けてもいないし自分が勝手に作り込みたい仕事、空中分解炸裂のケースも多々。
例えば、この AN アラミタマ・ニギミタマ、3〜4年前に伊勢のハブデザインとして提案しましたが、残念ながら反響なく自分達エメロンで商品数点打ち出したきりでした。でもめげてないです、ボツネタってきっと生きてくる局面があるものなのです。作っておきたいものは作るのがボクの信条です。
さて、1)と 2)でもって社会との接点を見いだし換金し生業としてるのがボクの稼業の一面。プラスたまに芸術作品?の販売もしてるが、これはボクの特殊な側面だからここでは触れません。
上記大雑把に3つに分けたけれど、全ての仕事のアイデンティティが伊勢だという事で、それぞれが連鎖つながってもいます。その中で、今日は特に3)にフォーカスして記します。
どの仕事が一番自分を鍛え支えているかと言えば、実は最後の仕事3)だったりする。いやいやEMELONやサポートさせてもらってる皆さんを軽んじてるわけでは決してなく。自分を突き動かす、やっておきたいこと、やらないとまずいでしょ、なんてのが最後の3)なのです。たかだかデザインごときかもしれませんが、今の時代や社会に対して堂々と向き合って、表現する事ことによって言いたい事は言いたいのです。
視覚的な喜びを見知らぬ人に届けるのがボクの仕事です。眼は口ほどにモノを言うってことでしょうか、カッコ良く言えば。
よく欧米のクリエイターを見てて思うのです、彼らはクリエィティブを生きてるなと。しかし例えば日本のそういう人たちは会社に出勤してデザインをして、その時間を換金し月給を得て毎日を過ごしてはいる。しかしこれ前者のようにデザイン自体を生きているとは言いがたい。役柄を演じる日本の役者と、人間を演じる欧米の役者の違い、と言い換えてみてもいいかも、つまりスケールにおいて別物なようなね。
北欧のデザイナーなんかをイメージしてみて、彼らだってデザインオフィスに通ってるかも知れない、でもオフタイムにも子供のベッドや家族とのキャンプやピクニックなどにまつわるものを自身デザインし作ったりしてる。デザインにおける視点が生活や生き方に直結してる、これがボクのここで言ってる「クリエィティブを生きてる」ということです。
クライアント以前からスタートしてる、ここが肝心でモノを作るということの肝がここにある、と思うのです。お客様仕事に派遣業務なリクルートシステムって、ホントこころ折れるし次世代に定着させるべきで無いようなロールモデルじゃないでしょうか?大きい組織優遇、逆に若者からはカツアゲじゃん。
日本の隔離されたシステムの中で回ってるだけの仕事をこなし生業を立て生活する。生きて行く事は大変だとしても、それだけでは未来はやって来てはくれないと思うんです。何かしら疑問を持ったら、それを摘まみ上げて悩んでみること。そして出来る事なら、その問題をなにかに変換する事で、少しでも先に進むことが出来るかも知れない。周りに文句言ってても始まらないし、染まってしまった周りや、ましてや人は変えられない。自分が変わりましょう、未来や自分は拵えないとならないと思っています。
ということで今日は自分自身の気持ちを整理整頓してみたのです。今ボク自身いろいろと仕込んでいます。これはその中のひとつですが、下記を紹介させてください。
こちら Seven Emelon です。セブン・エメロンと題しこれから進めるささやかなプロジェクト事業の屋号としました。
コンテンツは、モナリザの業務内容やパークのブラッシュアップ。ゆきのリードによる不動産業務(リビング&ステイ)の推進などなど。この Seven Emelon のこころは「遷宮は終わったけれど、さあ次の20年を拵えるぞ!」ということです。
Apple に習い Head Line も考えました。
「オルタナティブ・コンビニエンス 型破りな便利屋 セブン・エメロン」で、行こうかと。何故にコンビニとか思う人もいるでしょう。セブンイレブンがネタもとでもあるのです、変なコンビニエンス・マーケット作っちゃおうかなと。
屋号に大々的に「七」を用いたのにもわけがあります。河崎の氏神さん河辺七種神社から七・セブンを頂きました。またおかしなことを、いったい何を始めるんだとお思いでしょう。詳しくは後日、そしてその都度またお知らせするとして、今日はプロジェクトスタートの口上と簡単なご挨拶とさせて頂きます。

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