それは「おとぎの国」の物語ではない。
私達が住む同じ地球上の物語。
雪と氷の真っ白な世界に、白い大きな生き物が住んでいる。
たくましくて、雄大で、賢くて、それでいて愛らしい。
その赤ちゃんは小さくて雪よりも真っ白!
お母さんにベッタリ。
なんて愛くるしい・・・
野辺山の冬は寒い。
−20℃まで冷え込む夜もある。
空気はキーンと音をたてているように、澄んで冷たく、静寂に包まれている。
北極圏の冬はそんな野辺山の比ではない。
暖かい家も無ければ、暖かい火も無い。
そんな極寒の地に適応し、けなげに生命の営みを続ける生き物達の愛おしさ。
それは「おとぎの国」の物語ではない。
私達が住む同じ地球上の物語。
こんな生き物がいる事の不思議さ。
こんな生き物が生命を営んでいる。
それを思うだけで心が踊る!


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