今回のアジア大会で獲得出来た銅メダルは、とっても重たい。
本当に沢山の方達の支えがあって獲得させて頂けた。
その支えの中の1つでも欠けていたら獲得出来なかっただろうし、沢山の思いをメダルという形に出来た事が本当に嬉しかった。
これまでは、自分からメダルを見せたりする事に少し抵抗を感じていた。
何か自慢しているみたいに思われるんじゃないかとか。
でも今回は、このメダルを掛けて欲しい人が沢山いたし、多くの方々に掛けて頂いたり触って頂いたりしている。
その度に、またこのメダルの重みが増しているような気がする。
そんな中でも、メダルのパワーを強く感じた事があるので書きたいと思った。
2ヶ月半前にレース中のクラッシュで大怪我をし、現在リハビリ中の友人を先日訪ねた。
大会の話やメダルの話は出来るのかという不安もあったけれど、全く心配御無用で、掛けてあげたメダルを本当に喜んでくれて、メダルからパワーを貰ってくれたようだったし、色んな話を聞いてくれた。
そして、同じ病室の若い子達にも私の事を既に話してくれていて、彼らがメダルを見る事を楽しみにしてくれていたのだ。
私は彼らの事を全く知らなかったし、そんな時期に自分の身体が思うように動かせないもどかしさの中で、何か妬みのような物を感じてしまうのではないかとも思った。
ところが、メダルを本当に嬉しそうに触ってくれて、目を輝かせてくれたのだ。
メダルのパワーって本当に凄いんだと改めて感じた。
自分を支えてくれた人達のパワーがメダルという形になって、この子達にパワーを与えている。
そんな風にも感じ、それを自分を支えてくれた人達にも伝えたくて書いてみた。
パワーを与え合い、笑顔を与え合い、もっともっと大きな笑顔が広がっていく事を願って!


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