年末に引越し、もうすでに4ヶ月が経とうとしているのに
まだのんびり玄関のタタキにタイル貼ったりしている我が家。
トイレにはまだペーパーホルダーがありません(笑)。
しかし、何ヶ月も悩みに悩んで結局最初の選択に戻り
やっとこさ購入の決心がついたソファーが先日届き、
長らく仮の位置に据えられていたテレビと共に所定の位置に配置すると、
(リビングに座る場所が無かった為、テレビはダイニングに置いていた)
「おー。何かリフォームもグッと進んだ感じがするナー」
…とアホ面で大満足。
(実際はソファーが来ただけ…しかも組み立ては業者さんがやってくれた)
それでも、そのお陰で今までよりは生活する空間がイメージしやすくなり、
奥さんから
「ここに食器を置く棚が欲しい」
「ここにバスタオルをかけるレールが欲しい」
「そこに手拭タオルをかけるフックが欲しい」
「あそこに布巾とかタオルかけるバーが欲しい」(どんだけタオルかけるんだよ)
と、取り付けオーダーのラッシュ。
充電ドライバーを持って、昼夜問わず家の中をウロウロしています。
さて、
皆さんは壁に棚を付けたり、額縁を引っ掛けるフックを取り付けるとき
やみくもに木ネジをグリグリいって、
途中でスカッとか空回りしちゃった事は無いでしょうか。
ご存知の方も多いと思いますが、
部屋の内壁や天井は石膏ボードなどで出来ている事が多く、
その向こう側は数十センチ間隔に格子状の桟が下地として走っているだけで
意外とスッカスカです。
石膏ボードはネジが効きませんから
外観からは見当のつかない桟を的確に狙わないと
棚やフックを付けることができない、という
タオルかけるバーの取り付けオーダーが殺到しているメンズにとって
致命的な状況がアナタのその壁の向こう側で繰り広げられているのです。
そこで、大活躍するのが…
シンワ測定『下地探しどこ太』くん(楽天市場)
数年前、店の改装時にある先輩からコレを教えてもらい、
それから愛用しております。
ネジどめしたい場所に『どこ太』くんの先を押し当てると、
先から細い針がでてクロス・石膏ボードを貫通、
下地が無ければ手応え無くスカッと入り、
下地があれば針がその下地に刺さって手応えがあるのでわかる、という道具。
針が細いので、あいた穴は目立ちません。
しかも、下地までの距離(壁の厚さ)が目盛りで読めるので、
使用するネジの長さを決めることが出来たり、
マグネットがくっつくかどうかで壁の向こうに鉄製の桟があるかどうか、
また、隠れて見えないネジや釘にカブらないかまでわかるというスグレモノ!
…というわけで、今回のリフォームでは
僕の仕事は『どこ太』くんと共にあり、というぐらい
(文字通り)数々の壁を乗り越えて来たわけです。
…その『どこ太』くんが!
今回のリフォームの貢献者!数々の戦場を乗り越えてきた僕の戦友!
『どこ太』くん
ンンンンン!!!!
・・・・・・どこ行ったあぁぁぁぁぁぅぉぉぉぉ!!
…消えました。
『下地探し どこ太』くん。
昨日、脱衣所にタオルをかけるフックを付けた時まではあったのに。
当たり前のように…すぐそばに。
きっと、持ってウロウロしている間にどっかに置き忘れたか、
最悪の場合、ゴミにまぎれて捨ててしまったかも!!
それとも、来る日も来る日も固い壁に針を突き刺すのに疲れ、
放浪の旅に出たのか。
『自分探し どこ太』くん。
無くして改めてわかる、彼の偉大さ。
『どこ太』君がない
↓
下地がどこかわからない
↓
ネジが打てない
↓
タオル掛けが付けられない
↓
タオルがかけれない
↓
がっかりする、タオルをかけたいウチの奥さん
↓
焦る僕
↓
部屋中をウロウロと『どこ太』くん探す、
タオルと充電ドライバーをもった夫婦。
↓
最初に戻る
何度かにわけて数時間、【『下地探し どこ太』くん探し】を試みるものの
彼は一向に姿を見せず。
…恐ろしいほどの時間の浪費。
幼い頃から作業に夢中になるとそのとき持っていたものをどっかに置き忘れ、
必要になってから泣きながら探すも見つからず、
もうどうでもよくなった頃に棚の下からひょっこり発見、という
メガネ・オンザ・オデコの波平さんのような人生を送ってきた僕。
結局、その後数日『どこ太』くんは見つからず、
作業はストップしたままになり、
さすがに奥さんにこれ以上タオルを掛ける場所の心配をさせるわけにいかず、
『どこ太』くん2号を購入してしまいました…。
ちなみにこの『どこ太』くん行方不明の数日後、
今度は充電ドライバーの充電器が無くなり、またもや夫婦で大騒ぎ。
中太マジックサイズの『どこ太』くんならまだしも、
お父さんの弁当箱ぐらいある旧式の充電器が無くなったときたら、これはいくらんでも…と考えて
「やばい…もしかして、泥棒…?玄関の鍵…変えたほうがイイかも…」とか本気で考えるにいたり、
(充電器だけ、しかも旧式ってトコだけ考えても盗まれる事はありえない、という事にはこのとき気がつかない)
心配性のウチの奥さんに、
いかに余計な恐怖心を抱かせないように鍵交換の話をしようかと考えて
呆然と立ちすくみ目をやった足元に充電器があった時は(しかも足の間にあった)
一人で烈火のごとく赤面、
そーっと工具箱の陰に隠し、
「わー、こんなとこにあったー」とやれやれ顔をしたのは言うまでも無い。
この調子で行くと、『どこ太』くん1号も
何事も無かったかのようにまたフラッと現れて、
『どこ太』兄弟を両手に
「えェー。。。あの時間は何やったんやろ…」
と思うのでしょうね。
えらいもんで、このリフォーム期間中に
奥さんに
「『あれッ?(どこいった?)』って口癖よね。」
…と指摘されるまでになりました。
…スイマセン…
※注:タオル掛けに夢中なウチの奥さんの描写に、一部脚色がございます。
実際はそこまでタオルかけばっかり気にしている人ではありません。

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