2008/11/5

どうする私?  学校

今日4つの工房のそれぞれの先生がこれから先の進路決定と卒業後の就職先の可能性などについてガラス科の1年生を対象に話をしてくれた。

8月の学校始業と共に始まった4つの各工房を3週間ごとに回る試用実習期間が来週の火曜日で終わる。それと同時に、この日は自分がこれからメインとして数年間この学校で専攻することになる工房を決定する進路希望書を提出する日でもある。この決定の意義は本当に大きい。約3年間の職業訓練としてこれから学んでいくことがその後の私の人生を大きく左右するのだから。 私が今迷っているのは本来の目的であったガラス絵付けとは別にGravurガラス彫刻(切子のヨーロッパ版)が選択肢として浮上して、どちらを選ぶべきなのか未だに迷っているから。もう来週に意思決定が迫っているのに…

ガラス絵付け工房に入れば当然筆を使ったガラス絵付けを主にするのだけれど、フュ-ジングやパネルガラスの技術も学ぶことができて、仕事のチャンスも比較的多い。何よりも私にとって『色』はものすごく大事。もし世界がモノトーンの白黒映画のような世界だったら私はきっと生きる気力がなくなる。私が何か心惹かれるとしたらそのほとんどの判断基準は『色』に置かれていて、その色からいつもすごくパワーをもらってる気がする。ステンドグラス、というかガラスが好きな理由ももちろん温かみや生きているような感じをガラスの色合いが光を通して与えてくれるから。 ガラスの絵付けを学ぶためにこの学校に来た。

そう思っていたけど10月にGravurの工房で実習をして、ガラス絵付けを絶対する、という気持ちが「絶対」ではなくなってきた。そもそも、Gravurの実習が始まる前に、ガラス研磨工房の専任と同時にガラスデザインの授業を教えるラーマスオーフェン先生が授業中、私の作業を見て「マサミはGravurを選ぶべきよ」と言ってきたこともずっと心に残っていた。私のエレメントがGravurに合っていると言われてもピンとこなかったけど、実際に体験してみて納得。技術はもちろんだけど高い集中力と忍耐がなければガラス彫刻をすることはできない。絵付けではたとえミスを犯しても間違えた箇所は消してやり直すことができる。けどガラス彫刻はやり直しがきかない。手元が少しでもずれたり心が乱れると、思いがけない傷が生じる。ものすごいプレッシャー。(正直プレッシャーには弱い。。。)実習で行ったグラスへの様々な模様の彫刻はまだまだ納得できる出来ではないけれど、それでも、技術を向上させられる、という自信があるし、まだ色々やってみたいと思った。

Gravurはガラス科の4つある工房の中で特別な工房だと言われている。そうたくさんの人ができるわけじゃない。でも先生からの客観的な評価と推薦があって、もしそれができるんだったら?そして自分自身がおもしろいと思えるんだったら? 私はGravurを選ぶべき?自分の仕事として一生???    扱う仕事は限られる。基本的には無色透明ガラスかもしくは一色のガラスを用いる。絵付けやパネルガラスで表現できるような多彩な色のコンビネーションはできない。

先週から始まった絵付けの実習。評価はまずまず。
1クラス20人の生徒に与えられる絵付け工房での席は6つ。Gravur工房での席は4つ。受け入れ先の各工房の先生が試用実習期間中の評価と生徒の希望を照らし合わせて最終的な判断が下される。
考えれば考えるほど分からなくなってしまう。来週どういう気持ちでいるんやろうか?

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こういうガラス彫刻をGravurの工房でした
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これは7つ目の課題だった模様。一番気に入っている。
左のグラスはReifelnというグラス周りにぐるーっと線を入れる作業を一列目で失敗したので、提出用ではなく自分用にアレンジ。

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