先日、NHKEテレで「雷」についての企画を観ました。金沢は昔から雷がとても多い地域です。河北潟という大きな湖の干拓地の中に雷の観測所があることは昔から知っていました。金沢城の天守閣が落雷による火事で何度か消失して、建てられなくなったということも有名です。
困った災害として有名だった雷ですが、実は最近の研究でとんでもないことが判明したというのです。金沢付近の雷は雷雲自体が横に長く発生して巨大なものになるのが特徴なのですが、そのためなのか雷の発生と同時に「反物質」が生成されて物質と反応して「対消滅」という宇宙創成にも関わる極めて珍しい現象が金沢の上空で起きていることが分かったのです。何故分かったのかと言うと「対消滅」という現象が起きると特殊な波長の放射線が発出するのでそれが確認されたわけです。
「反物質」なんてSFの世界のお話なのですが、それがいつも聴いたり体感したりしているあの北陸の雷の中で発生していたなんて・・・・驚きです。これはまだ世界でもここだけで確認された現象です。何だか金沢がとても特別な場所のような気がしてとても嬉しくなりました。でもとりあえず金沢の雷は音も振動も世界が壊れるかと思うほどの凄いものが時々あるので、たぶんああいうときに「対消滅」が起きているんだろうなぁと思いました。

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