古事記という書物に書かれている神々は新しき神様たちで、天照大神様を筆頭に良く知られている神様たちがおられます。
しかし古代から先住の古き神々が日本にはおられたことはあまり知られていません。上書きされてしまってその痕跡は拭い去られてしまっています。
けれど古代の神々もしぶとく日本各地にその痕跡を残しておられますし、生き残っておられる御柱も数多くおられるようです。ただし新しき神々には手向かいなどせずに大人しく地味に隠れておられるように思われます。
私はこの古代神が好きです。どちらかというと新しき神々よりもこの古代の神々に惹かれ憧れ、崇拝していると言ってもよいと思います。
日本の霊脈のそば近くに静かに眠っておられる古代の神々が今、少しずつ蠢き始めています。それが霊性の変革につながるのかどうか今のところわかってはいません。ただし日本の古き力はより人の近くに在るものなのではないかと私は推測しています。仏教の中の真言密教はこの古代の神々の息吹を強く感じる場所に所在することが多いように感じています。

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