梅雨時の花と言えばアジサイですが、この花にもわずかながら毒があるそうで、だから料亭や食事処でこの花を飾るのは「禁忌」とされているそうで、それは小説の中で知りました。
まぁ神社やお寺さんの手水桶にアジサイの花を浮かべて綺麗にされているところなんかも最近はありますが、あれは飲むわけではないから良いのかもしれませんが、知っている私からするとあまり気持ちの良いものではないですね。
知っているようで知らない毒というのは色々あるようで、例えば「砂糖」や「塩」、「お酒」だって大量に一気に摂取すれば「毒」になります。少量ずつでも頻繁に毎日摂り続ければ身体の害になります。
人に対しての接し方でも「甘やかし」や「無視」や「蔑視」「特別視」などは毎日、日常的に行われれば「毒」になり人の心を壊します。
「緩慢な害」と言うのはどこにでも転がっているもので、気づかなければ知らないうちに何かを壊し続けていくことになります。自分や他者の心や言動を常に顧みて反省していかなければ正しい生き方というのは出来ないものなのかもしれません。
花は無償の愛の象徴ですが、毒のある花も中にはあるということを知っておかなければならないという事でしょうか。

17