心を落ち着かせるメッセージが何だか久しぶりに届きました。
「我が身の内に 必ず御仏は おわします」というものです。
身体の中の真ん中にどんな方にでも御仏がおられます。いつでも信じればその存在を感じ取ることができます。それは救ってくださる存在、温かさを与えてくださる存在、大丈夫だよと言ってくださる存在、決して最後まで一人にはしないよと言ってくださっている存在です。
あらためて在り難いという気持ちが湧いてきました。これは南無阿弥陀仏という名号の顕す本来の意味です。現代の人たちは意味を知らずに南無阿弥陀仏と唱えておられる方が多いですが、本当の意味はこういう事だと私は思います。
一度でも名号を唱えた方であれば必ずその身の内に御仏は宿られ心と身体を守ってくださっています。新興宗教ではありません。浄土真宗も、浄土宗も、日蓮宗も曹洞宗もほとんどの仏教が言っている根本はこの意味だと私は信じています。
ただむやみやたらとお釈迦様を信ずるというのではなくて、身の内に自分自身を決してないがしろにしたリハしない優しいものがいてくださるということを信じるということです。そういう存在が宿る自分というものは決して蔑むべきものではなくて尊ぶべきものだと言うことだと思います。
必ず身の内におられるその存在を信じてほしいと思います。

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