出羽の旅二日目。休暇村を朝八時過ぎに出て近くの羽黒山有料道路へ。通行料金は400円でした。
ほどなく羽黒山山頂近くの出羽三山神社へ到着。本堂が茅葺タイプの御堂でとても大きくてびっくりしました。この巨大さは高野山と似た感じがあります。もちろんその大きな御堂には朝から参拝客は数多くおられましたが、神様の気配はありません。
いつも思うのですが、神様は人の気配というものをあまり好ましくは思っていないように思います。ですから有名な神社などにはよっぽど強力な依り代となるご神体とかが無い限り居られることは無いように思います。
小さな社、忘れ去られたようなお社、そういう場所にこそ神様の気配は強く感じられます。この神社でも御堂から少し離れたいくつかの小さなお社に神々の気配は強く感じられました。そしてそこには参拝客の姿は総長と言うこともあるのか、全く見られません。それぞれの社の説明板を読み、ご縁のある神様にご挨拶をしていきました。
今回は足の悪い母が一緒なのでこれ以上神様に近づくことはできませんでした。もう少し山の草木の息吹を感じて神域を感じ取りたかったのですが、叶いませんでした。
呼んでくださっていたのは月山の神様のように思えたのですが、こちらには今度もう少し身軽な体制でお伺いしたいと思います。神様の衣の裾を少しだけ触ったような参拝旅でした。


7