生きている人が送ってくる怨念が形になったものが生霊と呼ばれるものですが、これは本当に凄まじいというか哀れすぎるというか、情けないものがあります。
相手のことを思いやる気持ちというのは「愛」があれば素晴らしいものになるはずなのに、愛のかけらも無くて悪意のみになってしまうとひどいものになります。
先日視させていただいた生霊の本質は「悋気」でした。やきもちというか妬みですね。自分は一人になってしまって不幸なのにあいつらは家族揃って仲良く幸せにしている・・・許せない・・・そういう念が生霊という形になって憑いていました。
事情をお聞きしたところ同情すべき点がこの生霊さんにも無いことも無いのですが、送られてきている憑かれた方達には全く何の落ち度もなく迷惑極まりないことなので、念を返す仕掛けを用意させていただきました。
可哀想ですが、悪念は倍になって生霊さんの本体に還ります。人を呪わば穴二つというように人に対して悪意を持つということは自分自身に対しても悪いものを呼び寄せる形になります。決して行ってよいことではないのです。
人の悪口や陰口というものはよく考えると自分自身の本質だったりすることが良くあります。バカと言っている人がバカというのは真実だと思います。車の運転などをしていて無理な割り込みをされて少し腹を立ててそのまま見ていると、割り込んだ車は必ず同じように無理な割り込みをされているものです。
念の強い人というのは体質的に時々おられます。そういう方にはあまり他人に対して強い思いを送らないように注意させていただいています。そうしないとご自身が不幸になりかねません。人に対しては感謝と幸せになってほしいと願うことを基本にしていきたいものです。

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