今でも思い出す印象的な氣視があります。ある女性の氣視だったのですが、古代たぶん縄文時代だと思います。巫女さんとして生きていた過去世の彼女は海岸に立って、何か不思議な太鼓のような楽器を打ち鳴らしながら祝詞のようなものを海に向かって謳っていました。
すると沖から何十頭かのイルカかクジラの群れがやってきました。そしてその中から何頭かを男たちが狩っていました。それは海の神様からの贈り物を頂いて供物とし、また自分たちが食物とする光景でした。
あまりにくっきりとしたビジョンだったのと、後に色々と現実の事象とつながった証明が為されて行ってそれはきっと本当に過去に在ったことなのだろうと分かっていきました。
それは能登半島の穴水から真脇のあたりで起きたことであり、彼女の姓がそのあたりに古くからあるものだということ。そして何よりも真脇遺跡の資料館で彼女が打ち鳴らしていた土器の壺に皮を張った楽器のような発掘品の再現物を見つけたこと。そして真脇のあたりでイルカを獲って食べていた骨などが見つかっていること。そして今も七尾湾にはイルカが住み着いていること。
これらのことを私はずっと後になって知りました。能登という土地は本当に古代の世界と今もつながっている不思議な土地です。今でも能登を車で走ると何だかほんわかとした古代の風を感じます。
氣視させていただいたことが現実ときちんとつながった稀有な出来事として今も記憶の中に残っています。

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