もう今年もあと数日というところで何だか重いテーマですね。
「死」とは何か?人に必ず訪れるもの。究極の別れ。別次元への転移。様々な思想がありますが、それが在ることは確実なのに、その本質は誰にもわからないというものでもあります。
私が今、感じている、考えている「死」とは肉体を失って「氣」というもののみになった生命の塊が「生命流の大河」とも思われるものに還元されるということが「死」というものの本質かなと思っています。
「氣」という元素に戻った時に人の魂に限定するなら、それは多元的な存在となります。時間と空間を超越した存在になるとも言えるかもしれません。目に見えなくなるだけで大気の中にも宇宙の中にも遍く存在しているものになるのだろうと思います。人の為や他者のために尽くした魂というのは氣の密度というか性質が純度が高まります。そういう氣は塊になることも可能で、ある意味「使命」というものを持つことができるようになります。ただ漠然と生きて来たり、自らの欲にのみ忠実に生きたり、他者に迷惑をかけ続けたような魂は「生命流の大河」に全て還元されて元素に戻されることになります。
「死」というのは本質が変わることではなくて、役目が変わることに過ぎないと私は考えています。現世での役目を終えて、氣の塊のような存在となって別の役目を果たしていくことになるのだろうと思います。
人というのが目に見えているだけの存在なのかどうか。人の「生きる」という行為の本質とは何なのか?それを考えることが「死」という転換点までの人の役目の一つなのかもしれません。

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