昨日は休日で娘と二人で野鳥観察のドライブでした。
最初に中能登の邑知潟へ白鳥を見に行きました。金沢からですと一時間弱で着きます。白鳥の里という看板が見えるとすぐに娘が「飛んでる、飛んでる」と大きな声を上げました。潟の背景にある山並みをバックに編隊を組んで飛翔するハクチョウたちの大きな群れが見えました。
北帰行です。潟の水面にはハクチョウたちが数百羽優雅に漂っていますが、その中から時折パタパタと水に濡れたダンボールを地面にたたきつけるような音を残して水面から多くの白鳥が飛び立っていきます。
中にはまだ首が灰色の幼鳥もいます。彼らも親鳥に引っ張られるようにして北への旅に飛び立っていきます。昨日は気温も暖かく風も弱くて北帰行にはもってこいのタイミングだったのかもしれません。まだ数百の白鳥が残っていましたが、彼らも暖かくなっていくにつれて北へ消えていくのだろうと思いました。
その後、七尾西湾の野鳥公園に移動。ハシピロガモやオナカガモ、ヒドリガモなどのカモたちがのんびりと水中の草を食べている姿を観察してきました。
去年来た時にはタゲリという冠羽根のついた緑色の美しい鳥の群れに出会ったのですが、今年はハシピロガモのドナルドダックのような顔が見れたのがハイライトでした。
静かな水面が両方の場所で広がっていて、こころがとても穏やかになる時間でした。金沢にはこの能登というゆったりと時間が流れている空間が隣り合っています。とてもありがたいことだと実感した一日でした。



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