「のろし」と読みます。能登半島の突端にある禄剛岬という岬にある土地の名前になります。何度かこのブログにも書かせていただいたことがある私の従姉妹が亡くなった場所です。もう42年も前になります。
従姉妹は不幸な生い立ちで亡くなる直前に私の母のところに避難してきていて、私と弟と三人だけでバスの団体旅行でこの地に来て、事故なのか自殺なのかわからない亡くなり方をしました。それから五年か何年かに一度は母とこの地に供養の為にやってくるようになりました。
昨日も母とこの地にやってきて海辺の岩礁地帯(従姉妹が見つかった場所)でお花とお線香を手向けてきました。
母は特に従姉妹に対して救ってやれなかった後悔の念が強く、今でも涙を流して謝り続けています。娘が欲しかった母としては娘の代わりのように思っていたのだろうと思います。ただ私達兄弟に従姉妹についての様々な事情を一つも話さずに我が家に置いていたので、私達兄弟にとっては従姉妹の存在は??の存在でした。子供であっても母と父はきちんと私達にも事情を話しておいてくれたら・・・こういう事故にはならなかったかもしれないと今になって思います。
母もその当時は若く人生経験も浅くてそういう働き方ができなかったのだろうと理解できます。彼女の命は能登の豊かな自然の中で生かされているような気がしました。
ちなみに彼女の魂は観世音菩薩の元で「救世(ぐぜ)」と名付けられて修行に励んでいることは霊界からのメッセージとして伝えられていました。

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