丹頂鶴は現在では北海道の一部にしか生息していませんが、江戸時代くらいまでは日本全国に飛来していたように思われます。
日本全国に「鶴」という名のついた地名があるのは鶴の飛来地だった証拠なのかもしれないと勝手に思っています。
先日の氣視で視た光景は猟師であった前世で鶴を射て捕えた一人の男性の前世でした。鶴というのは夫婦の情愛のとても強い生き物で、一度番い(夫婦)になれば一生添い遂げる習性を持っています。
猟師は生業であるとは言え、その片割れを殺してしまったわけで近くにはその片割れの鶴がいたようです。夫婦である番いの片割れを殺してしまった罪・・・・それは重いものだったのか?そうではなかったように思えました。
猟師の矢は一つの命を奪いましたが、それも人が生きるために仕方がないものだったように思います。ただそこにパートナーを奪われた生き物の哀しみが寄り添っていたことも間違いないようで、その猟師の生まれ変わりである現世の男性は、深い愛を女性に求めていく宿業を負っているように思いました。それは辛い苦しい道かもしれませんが、そこには人として大切な何かがあるようにも思います。
片割れを奪われた鶴の哀しい目。それは人に愛というものの大切さを教えているようにも感じられました。

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