一万五千人以上の方が亡くなられたあの大震災からもう三年が過ぎようとしています。
人と言うのは良いにつけ悪いにつけ「忘れる」という特性を持っています。あの悲惨な災害の記憶でさえも他人事として忘れつつあるのかもしれません。
亡くなられた方達の魂はもう確かに浄化されて天国へ召されているように思います。生者たちは生き続けて行かなくてはなりません。身内の方達を亡くされた方達は今もとてつもない喪失感を抱えて生きておられるのだろうと思います。
あの時こうしていたら、こう行動していたら、そう何度も何度も自分に問いかけ続けて行かなくてはならないことだろうと思います。
愛する者を守ってあげれなかったと言う後悔の念は何物よりも強いものだろうと思います。
そして原発事故によって故郷を追われた方達。「人を失う」「住んできた土地を失う」それは人にとって耐えがたい不幸なのだと思います。
同じ日本と言う国の上に住んでいて被災者の方達の思いを共有して、決して忘れてはいけない事として心の中に刻み込んでいかなくはならないのだろうと思っております。

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