昔放映されていた「ゲゲゲの鬼太郎」というアニメ番組には水木しげるさんという漫画家からの強いメッセージが隠されていたように思います。
それは現代社会の人間たちの傲慢な行いによって古くから大事にされていた山中の小さな祠や言い伝えられていた禁忌を軽視することの愚かさを憂うと言う事だったように思います。
人が知らないうちに犯してしまう古くから守られてきた「自然界との約束」への破りの恐ろしさというものを水木さんは漫画の中で警告しておられたように大人になってから感じるようになりました。
先日もお客様からご実家の方で不幸続きが重なっているけれど、何故なのでしょうと聞かれたときに氣視してみると持っておられた山の中の小さな祠をぞんざいに扱ってしまっている光景が視えました。
それはご縁があって守っていただいている神様の大切な祠だったようです。ご本人に聞くと確かに山を持っていて小さな社のようなものがあったように記憶していて、新幹線が通るために何か工事をしたとのこと。
ご本人が曖昧にしか覚えておられないくらいですから、しっかりと遷座させたわけではないようです。
古くから守られてきたモノには何某かの大きな意味があるものだと思います。気づいて修復されることを望みたいと思います。

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