幸せの基準というのは人それぞれですね。何でそんな状態で満足しているの?と思うような状況でもご本人は幸せということがあります。
人の心の状態というのは、その人でなければわからない部分があるようです。それを「人として間違っている」とか「それは充実した人生にならない」なんて言って批判したり、矯正しようとするなんていうのは間違った行為なのだろうと思います。
しかし、世の中にはそれを「善意」とか「思いやり」とか飾って思い込み成し遂げようとする「お節介な方達」がおられます。大体身内に多いんですがね。
心理学的に言うと「パーソナル・スペース」というものが人にはあるらしく、物理的な距離で言うと自分の一メートル以内くらいがそういう範囲らしいです。
純粋に「心」の部分にも「パーソナル・スペース」というのが成人ならは許されて、あるのだと思います。たとえ親子であってもご夫婦であっても、こういう心の距離というのはお互いに尊重しあって生きていく方がいいのではないかと一人勝手に思っています。
幸せの基準というのは心が安全にバランスよく保たれていることこそ大切なのではないかと思っています。

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