NHKの番組「ヒューマン」から再び衝撃を受けました。心理学者の実験で二人の人に無作為に富者と貧者になってもらい、富者には80ドルを渡し貧者には30ドルを渡す。その後に富者に50ドルをさらに渡すと富者の快楽を感じる大脳の中枢は少し活動的になるらしい。
しかし、今度は貧者に50ドルを渡すと何と富者の快楽中枢は以前よりも激しく活動的になることが分かったというのです。
人は「平等に分かち合う」という行為に快楽を感じるように作られているというか、進化してきた生き物なのらしいのです。
それなのに現代社会の貧富の格差は増大の一途を辿っています。それは人の本能に反する流れなのでしょう。人が自分の心に素直に生きているのであれば、このような格差社会は生まれていなかったのかもしれません。だからと言って「共産主義」や「社会主義」が良いとは思いませんが・・・・。
「自由」であることということを人はもしかしたらはき違えて理解してしまっているのかもしれません。自分の「執着心」に対して自由になることを本当なら目指していくべきなのではないかなと思ってしまいます。

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