自殺衝動というのは本当に恐ろしいものです。私にも何年間かに一度襲ってきたりします。何もかもが虚しくなって、「死」という安易な道に逃げ込みそうになってしまいます。
それは原因があるものではなくて、現実の生活には何の問題も無くてもやってきたりするものです。昨晩も珍しくそういうのがやってきました。変な妄想なのですが、焼肉を沢山食べてきた日だったのです。
肉はもちろん屠殺された牛や豚や鳥の肉なのですが、彼らの虚しい思いが肉に残留思念として残っていたのでしょうか?フトそんなことを考えてしまいます。
でも、今朝起きて娘と挨拶したり話をしたり、いろんな朝の行事をしているうちに空虚感のようなものは消えていました。
生きている実感というものが心と身体を満たしていました。「生」というものを使い切るまで生きなくてはという気持ちに満たされています。
自分のためではなくて、他の人達のためにも生きなくてはもったいないという気持ちが心を満たしています。
身体と心を包んでいる「氣」というものが感じられて、それが人を生かしているという感覚がもしかしたら人を「生」というものに誠実に向き合わさせているのかもしれません。
「死」というのは必ず自然に人に訪れるものです。でも、それを自ら引き寄せることは虚しいことだと思います。「死」は自然にやってくるのに任せておこうと思います。
今は「生」というものに誠実に向き合って生きていかなくてはならないのだろうと思います。

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