彼女は以前、友人に連れられて来院しました。とてもたちの悪い彼氏と切れなくて繋がっているので困っていると、本人も友人の方言っていた方でした。
今回、霊視をしたら魂に対して刃のようなものが何本もグサグサと突き刺さっている姿が視えました。
魂は本質的には光のほうへ向かおうとする力を持っています。ただし、愛欲の闇などに囚われてしまうと抜け出せずにもがき続けてしまうことがよくあります。
彼女の場合も何かの因果があって恋愛の宿業のようなものに囚われてしまっているようです。お話を聞くと、未だにその悪縁の彼氏と切れられずにいるようです。
でも、視える救いの力も働いていました。大日如来の姿をした大きな光が後ろから彼女の魂を抱え込んでいました。何とか彼女の心を救いたいと助けに来ているようでした。そして、それは現世でのお母さんの心でした。お母さんの心と姿を借りて仏様は救いの手を差し伸べているようです。
彼女にそのことを伝えました。光の存在は耳に痛いことも言うかもしれないけれど、その心を信じてあげて欲しいと言いました。お母さんは無償の愛の塊なのだと伝えました。納得してはいないようでしたが、少しでも彼女が光の道に戻れるように願いたいです。

12