古い時代の人達には現代人にはなかった力があつたのだろうと思います。
医学は今ほど発達していなかったけれど、人の身体の素晴らしい作られ方を本能的に理解していて、病気のときに身体のどこをどうすればいいとか、自然の草木のどんな成分を薬として用いればいいとかが本能的にわかっていたのではないかと思います。
目に見えないものの存在についても、現代人よりも敏感で人の「死」や「生」を魂のレベルで理解していたのではないかと思います。
昔の人は偉かった、と以前はよく言っていたような気がします。しかし最近はそんなことも言わなくなりました。祖先や年長者を敬う気持ちが少しずつ小さくなっているような気がします。
私達の身体はとても精妙に作られています。病気の警告のサインなどはとてもすばやく正確に出てくるようになっています。
自然のシステムというものも本当に精妙に出来ています。どうすれば自然とうまく共生していけるかというヒントは「里山」や味噌醤油の製造過程なんかを見ると本当はよくわかるはずなんです。
温故知新。意外と大切な事なのだと思います。

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