その方の霊視を始めると暗い闇の中に白く輝く滝が視えてきました。
滝と滝つぼとそして流れる川。その女神。冷たさと清らかさと汚れを浄化する働きが視えました。
でも寒く、冷たい水の力が強すぎるくらいに働いているのも感じられました。人の姿が視えないので前世というよりも、この方の霊的な背景が視えているのかもしれないと視続けていました。
すると滝のそばにお不動様が飛沫に打たれて鎮座していました。そして、温かい炎の存在も感じられました。
「火」がある。そういうことがこの場をとても救っている感じがしました。本来ならこの不動尊のそばには水場でありながら、「神火」が常時焚かれていたはずです。それが今は消えているけれど、いつかまた暖かな「火」が燃えるはずだと感じました。
清らかで澄み切った空間ではありますが、冷たすぎる滝と水の世界に仏の力が「火」を持ち込んで温めようとしていました。
人の心というのはそういうバランスが保たれようといつもしているものなのだと感じました。

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