鎌倉幕府というか足利将軍家15代であり、最後の将軍です。この方が霊視の中に出てきました。
有名な信長包囲網を作り上げるために数多くの手紙を各地の大名に送る、その仕事をしている姿でした。何十枚という和紙に一生懸命手紙を綴っている姿が視えていました。
彼は才能も智恵もとてもあった人物で、ただ歴史の中で英雄・英傑が数多く輩出された時代に生きていたという不運が彼を出来の悪い公家のように見せてしまっているような気がします。
織田信長という人物の時代の最先端を行くような思考についていけなかったというところがあると思います。彼自身が人のいう事をハイハイと聞いているだけの暗愚な君主ではなかったというのも不幸だったかもしれません。
時代の歯車の中で必死に自分の生き残る場所を探し続けた人だったと思います。最終的には、この戦乱の時代に九州の地で天寿を全うしたらしいですから、あながち不運の人と言えないかもしれません。
しかし、手紙を書き続けている彼の姿からは「運」を掴み取ろうと必死になっても「時代」という波に乗れなかった人の不幸が視えていました。それでも、その時その場で出来る限りの事をし続けていくことがとても大切なことなのだと霊界は伝えたかったのかもしれません。

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