以前から来られていたお客様が来院するなり「先生、ある霊視が出来る人に自殺した霊が三人も憑いていると言われたんです〜。視てください〜〜。」と言われました。
早速霊視を始める。大抵こういう場合、その先に霊視した霊能者の波動が覆いかぶさっているから、取っ払ってしまわないといけないのがとても面倒なんですが・・・・その波動が「狗(いぬ)」というシンボルが憑いている。これは「犬神憑き」だわぁ・・・と思いました。
とりあえず、取っ払って視てみるとそんな浮遊霊はついていなくて、彼女の守護霊として就いていた前世の方がちょっと優柔不断な女性の霊で、現世の彼女の子供に対するトラウマのようなものに執着して就いているのだけれど、この前世の彼女自体が憑依体質が強くて色んな浮遊霊を集めてしまう人だったようで、こちらを変な風に解釈して霊視した内容として彼女に告げていたらしい。
早速、彼女の守護・指導霊をその優柔不断な女性から、少しましなお武家様の霊に変ってもらうようにお願いをして、変更してもらった。
そして、彼女に話をしました。そのスピリチュアル・カウンセラーと称する人はこんな浮遊霊が憑いていてはダメだから改名しなさい、それについてはこの口座に三万円を振り込みなさい。それから、兵庫県のこの熊野神社に御参りに行ってきなさい、などと指導していたらしい。
この方は私が視る限りでは「犬神憑き」です。畜生霊が憑いていても霊能力は発揮できますが、周りの人もその人自身も破滅させてしまうのが畜生霊憑きの特徴ですから、気をつけなさいねとお話しました。
他人を悪く言うのは、ましてや霊能者の批判などしたくはないのですが、この人のやっていることは「脅迫」に近いものに感じました。
霊能者でお金儲けを優先している人は大抵「畜生霊(孤狗狸)」が憑いている場合が多いように思えます。畜生霊でも霊力は多少使えます。でも人格崩壊していくことが多いので、本人も視られる人達も決していい結果にはなりません。見極めるのはとても難しいです。畜生霊は「詐術」つまり騙す技術に長けていますから。
お金を取る霊能者の所に行く場合は、きちんと冷静にアドバイスの内容を見極められる状態で行くか、そういう冷静な第三者の方と行くことをお勧めします。

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