その女性の施療中にその方から「最近交通事故を起こしまして、自分からぶつかっちゃいました。」とお聞きして、フトその方の周りを霊視してみると普通なら守っていてくれているペットの犬や猫の霊の姿が視えません。
ペット達は亡くなった後、霊体となって守護してくれるのですが四足のペット(犬ちゃんや猫ちゃん)達は交通事故等の守護を専門によく守ってくれます。
彼女にお聞きすると「犬も猫も飼ったことがありません。鳥ならいますけれど・・・」との事。それで前世を視ていくと、「山のヌシ」というか大きな蛇神でした。四国のどこかの国の小さな山のヌシというか土地神をしていたようでした。
これは犬も猫も必要ないし、近寄らないな・・・と感じました。しかも彼女は、自身のそういう素性に全く気付いていなくて、山へ行ったり森林浴をしたりすることもせず、四国にも行かず、ご縁がある弘法大師様に御参りすることもなく過ごしているので、前世から引き継いでいる強大な霊的パワーを生かしていなくて、窮屈な身体の使い方をしていました。
どうも彼女の霊的尻尾の端がひねくれているのが原因らしい。要するに山のヌシだつたころから「へそ曲がり」の性格だったようです。それを直すために人に転生したのかもしれません。
ペット達に守ってもらわなくても、事故にあってもケロッとしていられるくらいの霊的パワーの持ち主ですが、そういう「力押し」ですむものではないと思いましたので、その辺りを懇々とお話しておきました。
飼っていたペット達の霊魂に守られて交通戦争の中を何とか生き抜いている普通の人達(私もそうですが)が、けなげに思えてしまいました。

0