機織り女としての前世を持っておられる女性にこれまで二三度出会っています。
どの方も真面目で堅実で、それでいて意志が強い女性です。でも、現世のこの日本社会には合わない部分が多々あって、悩んでしまう傾向があるように思いました。
先日出会った機織り女の方の前世は天照大神の下で機織りをしていた12人の女人のうちの一人でした。「八番目の織り女」という名前が伝わってきたので、何か意味があるのだと思うけれど現時点ではわかりません。この状況だと女神クラスになるので、守護してくださっている女神様の出自に関するビジョンだったのかもしれません。
布を織るという事は、神に捧げる供物という意味もあるし、そこに織る人が思いを込めることで人を守るという意味もあります。また、穀物神としての意味や大地母神としての姿も重ねられるそうなので、機織り女と言っても大きな役割を持った神様でもあられるようです。
人が手で布を織るということはとても象徴的な意味合いがあるのだろうと思います。手織りのものを贈られた男性は、現代なら「重い!」とか言って敬遠するかもしれませんが、昔はとてもありがたく感じただろうと思います。機械で織ったものとそこにどれだけの差があるか・・・改めて考えてみるととても深い意味があるように思います。
機織り女の前世を持つ女性は、とても古い大切な人の心を受け継いでいる人なのかもしれません。

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