先だっての北国新聞の特集記事で子供たちにアンケートをしたところ、子供たちの3割以上が「辛い事や苦しいことがあったら死んで生まれ変わってやり直せばいい」と考えている。というのがあり、愕然としてしまいました。
どうも「たまごっちゲーム」という簡易携帯型の育成ゲームの影響らしいのですが、辛いことやくるしいことにあっても「自殺」や「殺人」をしてリセットが簡単に出来ると考えている子供たちが大人が考えているよりも沢山いるのではないかと、ぞっとしてしまいます。
私も、他の霊能者の方たちも輪廻転生を信じて前世のお話などをしていますが、自殺した魂は決して簡単に生まれ変われたりしないということや、とにかく辛い事や苦しいことに出会っても、いっしょに苦しんでくれる家族や友達が必ず誰にでもいるんだよとつたえなければならないと思います。
金沢に住んでおられる人ならば瓢箪町に「照円寺」というのが横安江町の武蔵が辻出口と逆側の出口の正面にあって、ここがお彼岸のお祭りに「地獄極楽」という日本画の絵図を公開しているはずです。ぜひ、子供さんに見せてあげてほしいと思います。
「嘘をつく」「悪いことをする」そうするとこんな恐ろしい世界に死んだら行くんだよということが、こんなにはっきりと教えられるイベントはありません。多少スプラッタなところもありますが、日本画として大変優れていて精妙な筆遣いで、他の地域の地獄極楽絵図に決して負けないものです。
「死」を安直な逃げ場所と考えてしまう子供たちを減らさなければなりません。まさか内の子に限って・・と思わずに子供さんの死生観を聞いてみてください。盲点になっていることがあるかもしれないのです。
もし、そうだったら「自殺」の愚かさや「死」に逃げ込むことの意味をしっかりと子供たちと話し合って、命の命綱がお互いにしっかり握り合っていることを確認していただきたいと思います。

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