トラブルメーカーI.Y氏は、午前中にオレを避けるように寮を去っていった。最後に一発食らわせて、「これは、クリリンの分!」とか言いたかったが、まぁ良いや。罪を憎んで、人を肉まん!?でいきやしょう。なんやかんやで、かつてフィル・コリンズが在籍してたバンド ジェネシスのアルバム【そして3人が残った】ではないが、オレ達サケバイライダーズも3人が残った形となった。時間を気にせず昼くらいまで寝ようと思っていたが、ここ二ヶ月の規則的な生活がプログラミングされていて自然と朝早く目が覚めてしまった。朝から部屋の掃除に洗濯、荷物をまとめたり、借りていた本を図書館へ返したりしてそれなりに動いていた。この町とももう少しでお別れだ。ちょっぴり寂しくもあり、次の新天地への楽しみもある。とりあえず今日の夜行われる打ち上げに備えてお昼寝でもしようかな。


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