「落ちぶれブタ(-_-)が落人の村・椎葉に行っただブ〜」
旅してブ〜
ども、社会と馴染めず一人旅(-。-)y-でお馴染みの者です。('〜`;)
高千穂を早々とあとにしたブタは国道218号線を熊本方面へ
ちょこっとだけ熊本県に入った所で国道 265号線を南下します。
ちゃんと二車線あった道路は次第に狭くなり、一車線に。>゜)))彡
ブタがたどり着いた所は宮崎県・椎葉村。
そう、平家の落人(おちうど)の村として有名な村だ。(゜-゜)
今から約800年前
壇之浦の戦いで源氏に敗れた平家の残党がこの椎葉へ命からがら逃亡してきました。(´Д`)
しかし源頼朝は残党も逃すものか( ̄^ ̄)と平家追討を『扇の的』で知られる那須与一宗高の弟・那須大八郎宗久に命じます。
遠路はるばる椎葉へやって来た大八郎が見たものは(((・・;)
過去の名誉を捨て畑を耕し、鳥のさえずりを聞き、とても慎ましい生活をしている平家の住民でした。(。_。)
この様子を見て大八郎は深く憐れみ平家一族の霊を祀る厳島神社を椎葉山中に作り平家の人々を徳をもって導きました。(^^)d
しばらくして大八郎は同じく椎葉に逃げてきた平清盛の末裔・鶴富姫と恋仲になってしまいます。(^^)-☆
(う〜ん、禁断の恋ですね。)
やがて鶴富姫は大八郎の子供を身ごもりますが
そんな幸せも束の間。
鎌倉幕府から帰還の命令が下されるわけです。(´Д`)
このまま帰らなかったらまた別の追手が来てしまう危険と村人の安全を第一に思い
大八郎は椎葉の平家は滅亡したと嘘の報告を土産に鎌倉に帰ることにしたのであります。
悲しみに暮れる鶴富姫には短刀を渡し、『もし生まれてくる子が男子ならば本国下野に遣わせよ。 女子ならばそれに及ばず宜しく取り計らうようものなり』と言う言葉を残しております。(TT)
月日は経ち女の子を産んだ鶴富姫は婿を迎えて那須下野守と名乗らせ、この一族が永く椎葉を支配したと伝えられております。(観光案内板より)
う〜ん、悲しい話ですね。(T_T)
そんな椎葉の歴史は民族芸能博物館と鶴富屋敷で知ることができます。
鶴富姫の一族のお墓があったのですが石に名前が彫られてないんです。
これはもし追手が来た時に名前が彫ってあったら出生がバレてしまうので、
名無しのままのお墓になってるのだと言う事をおばあちゃんに教えていただきました。m(__)m
ふ〜ん、勉強になりますね。
…思えばここに来るまでが大変でした。
こんな便利な車社会の中にあっても
途中から道が狭くなり、くねくねと曲がって上って下って…ようやく集落が見えてくると言った感じで本当に山の中の村と言う表現がぴったりです。
当然コンビニやマックなんてないし、街も小さい。
だけどそんな小さな村だからこそ人々は温かいのかな。
散歩してたら縁側でお茶しているおばあちゃんから話しかけられお菓子までいただいちゃったし、
車で通り過ぎるときに集団下校の子供達から『こんにちは〜』って挨拶されたのも初めてでした。
うまく表現出来なくて申し訳ないですが
確かに来るのは大変だったけど
本当に来て良かったなぁと思ったブタであります。m(__)m


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