いのちのいろえんぴつ
2003年。脳腫瘍のため、小学校6年生でこの世を去った 豊島加純さんが残した詩と絵に込められた気持ちの絵本です。
10歳で発病し、入退院を繰り返しながら 学校へ通います。先生からもらった12色のいろえんぴつで 生きている今を詩と絵で綴っています。
詩には、自分の死を予知しているかのように 時刻まで記載されています。
しかし…。
彼女の詩には、明日への希望と 家族、友達への愛で満ち溢れたいます。
「いのち」を取り上げた絵本です。「いのち」重い題材ですが、この絵本には たくさんの心が詰まっています。
命を大切にすること。
悲しい心を大切にすること。
人を愛すること。
家族の愛
そして…。
12色のいろえんぴつのように、人はみんな違いけど 意味があること。
12色
ここには、12色の、いろがある
目立たない色もあるけれど
みんな、
がんばっている
ひとつ、ひとつ
〈本文中…豊島加純さんの詩〉

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