3年前のことつまり2016年
正月もまだ開けない、前の年の年末の疲れも癒えない1月5日に
社長は2度目の腰の手術で会津の病院へ入院しました
6時間に及ぶ手術で その後3週間の入院です
手術の日は家族が立ち会って、私は会津に止まり次の日には病院を後にしました
社長はベットの上で身動きができない状態で、傷口も痛むようでしたが
仕事もありますし申し訳ない気持ちでした
その後の3週間 私は"とても疲れているな、休みたい、自分の体を休めたい"と
強く思っていました
そんな思いを抱えながら日々の生活に終わり、3週間が過ぎて社長が退院してきました
そして一週間が過ぎ・・・あの事故が起きたのです
2016年2月3日確か水曜日だったと思います午後7時35分
車と接触して全治3か月の診断でした
あの日横断歩道を渡る時に自分に何があったのかわからない
手押しの横断歩道、左方向から車のライトが見えたのに、
吸い込まれるように
横断歩道に入って行ったのです
渡り切るまで後3歩のところで接触し、宙に舞ったのでした
それは一瞬の出来事、自分が道路に仰向けになり、首を横にすると
光ものがありました。後から気付いたのですが夕方買い物をした食料品の数数だったようです
両足がおかしい?まさしく違和感を感じました。
まるで両足がハンガーからぶら下がったような感覚です
両方の座骨が折れていたのです
買ったばかりのアイボリー色のコートの左腕の部分が血だらけになっています
接触の音で近所の方が出てきたようで、女性です
「まるとみさんなの!!」
「すぐ救急車呼ぶからね!」
私は、、
「私は大丈夫、私は大丈夫 家に帰らないと」
「何いってるの!! 病院へいんだよ!」
程なくして社長の声 今でも忘れません
「どうしたんだ!!??」
社長は私は死んだと思ったと後から言っていました
その場にいた人は知らない訳だから、
私自身が社長の携帯番号を伝える事が出来たという事になります
救急車のサイレンが聞こえます
こういう時って神経が興奮しているのでしょぅか?
救急車の中で隊員の方の質問にはっきりと答えています
名前、住所、年齢、今日が何年の何日か、それと生年月日も聞かれたように記憶しています
救急隊員の方達の手際の良さには敬服しました
続く・・・
全て身に着けているをハサミがきざまれたのが救急車の中だったのか病院の中だったのかは、記憶が薄い
ナースセンターの脇のベットに横たわる私
痛みで微動だに出来ない
天井のボードと睨めっこの生活が始まる
両方の座骨を折ったほかに、両方の膝にもぱっくりと割れて折れてはいない
頭からも血が流れた。頭の中まではいっていないようだ
左目の脇にも傷が出来た
私は助かったのだ
と同時に、後遺症があるのではないかという思いに苛まれる日々が始まった
手術ではなく、自然治癒の方法をとった自分
天井のボードと睨めっこしていると、人の顔に見えたり動物に見えたり
スマホも無いので それしかできない
後遺症 この言葉だけが頭をかき回す日々
泣いた 涙しか出てこない 泣く事しか考えられない
5日も経ったのだろうか、車いすが用意され自力でベットから移る事も痛みが襲う
リハビリは容赦ない ただ数日ベットの上だけにいると、つまり生活しないと
こんなにも体力が落ちるものだと実感、驚いた
やっとの思いで車いすに移り、リハビリルームへ行くと
老若男女 懸命にリハビリしている姿が目に飛び込んだ
立って平行棒にたつように指示が出る、支えがあったのでそこはすんなり出来た
すぐさま リハビリの先生が私のズボンの後ろのゴムの部分を掴んだ
支える意図があったと思うが、
私にはあまりのショックで泣き出してしまった
昨日まで背筋をのばして颯爽と町を歩いていた自分
歩く速度は速い方の自分だった
それなのに、今自分はズボンとのゴムの部分を掴まれて立つことがやっとの自分になってしまった
止めどもなく涙が溢れた 切なかった 悲しかった ショックだった
リハビリの先生は言った
「みんなやっとリハビリまで来たと喜ぶんですよ、どうして泣くんですか?」
リハビリをしている自分は自分ではない そう思えた
車いすを卒業し 次は両方に杖を持った
支え無しでは歩けないのだ
病院の障害のないところで歩く練習をするよりは、自宅で生活しながらリハビリする事を選んで、
33日目に退院した
まだまだ杖が必要な自分
自宅はリハビリ用に出来ていないので生活は確かに困難だった
次の日から店に立った
ほんとうにたくさんの方が心配してくれていた事を実感した
たくさんの方にお見舞いをいただいた
その中のお一人の方が放った一言に私はまたまた涙した
「生きててよかった!」
そうなんだ、私は生きているんだ!!
暫くは、雑巾を搾る事も出来なかった
お座りも出来ない
走る事も出来ない
いつの頃からか私は上記の事がなんなくできるようになっていた
事故ったことなど嘘だったのかと思う程に
次に私の頭を過った事は、
たくさんの方から受けた、【恩 】を返しているんだろうかと
もう少し生きなさいと 神様から頂いたこの命
大切に生きているのだろうか?
一日一日を懸命に生きているのだろうか?
回りの人にお返しできているのだろうか?
それは3年経った今日もわからない
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