昨日、日本アカデミー賞で、
「ALWAYS 3丁目の夕日」が最優秀作品賞、最優秀主演男優賞ほか
全13部門中、
12部門で最優秀の栄冠に輝いた。
結局、「北の零年」の吉永小百合さんの最優秀主演女優賞を除いて、総ナメしたことになり、まさに「ALWAYS〜」のための日本アカデミーだった。
普段めったに映画館に足を運ばない私だが、昨年唯一足を運んだ映画である。
原作のコミックの大ファンでもあるが、やはりどこか懐かしい昭和の生活は、日本人のココロに響いたのだろう。
今よりはずっと貧しかったが、夢と希望があった時代。
モノに溢れた現代より、不便な貧しい生活でも、ココロが豊かであれば幸せだった時代。
当時は自分の夢とか希望とか考えるより、生きるためがむしゃらに走り続けた。
将来の選択肢など限られていて、有無をいわず集団就職した学生たち。
今の子達は
選択の自由があり、それはとても素晴らしいことであるが、反面
残酷でもある。
自由にできるということは、自分でその選択した結果に責任を取らねばならぬということでもある。
ただ現在の日本は、だんだん将来に夢や希望を持てない社会になりつつある。
これは子供達には責任がなく、われわれ大人の怠慢である。
3丁目の夕日を見て懐かしむだけでなく、夢と希望を持てる社会にしたいものだ。


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