BBSでネタになった仮面ライダーカードを思い出し懐かしく感じた。
そうあれは私が小学校2年生ぐらいのころだったと思う。TVの人気番組仮面ライダーのカードが空前のブームになった。
カルビーのライダースナック(確か1袋30円だったと思うが)を買うと名刺大の袋が1枚付いてきて、中には仮面ライダーやショッカーやデストロンの怪人のカードが入っていた。カードは袋に入っているため、開けるまで中身はわからないのだが、そんなワクワク、ドキドキ感に全国の小学生は虜になってしまったのである。1日のおこずかいが20円の時代にもかかわらず、カード目当てに2日に1度10円玉を握り締めては、駄菓子屋へ出かけていった。
「うぁ〜!死神博士だ。ヤッタ〜!」
「えっえ〜!またカスカードかよ」
などと一喜一憂をしていた。
このカルビーの商法は、子供というターゲットに対しリピートをさせる実に上手いやり方で、カードを何十枚か集めるとカードホルダーが安く買えるというプレミアムまでつけていたため、純真無垢な?私はすっかりその術中に嵌まってしまった。
本来スナック菓子のおまけのカードだが、主役のスナック菓子は甘くて最初は美味しいと食べていたが、そのうち飽きて食べなくなり、袋も開けずに捨ててしまうようになってしまった。
そんな様子をクラスの女子に見られてしまったから大変!しっかり担任の先生に告口され、友人ともどもホームルームでつるし上げ喰らってしまう。
「○○くんたちは、お菓子を捨てていました。食べ物を捨てるのは良くないと思います。」
(良くないと思うのなら、お前、これ食べ続けてみろよ!)
と思いながらも気弱な?私たちは、反論できず、コレクションのカードは先生が年度末まで預るという形で拉致されてしまった。
宝物のカードを取り上げられ、しばらくは意気消沈していた私たちだったが、月日が経ち年度末の終業式の日、拉致されたライダーカードが担任から開放された。しかしその頃にはブームも下火になっており、あれほど熱中したライダーカードがなんか幼稚に感じられるようになってしまい、カードはそのまま押入の奥にしまわれてままどこかにいってしまった。(残念!今持っていればプレミアがついていただろうに・・・)
その後「牛乳のフタ集め」にも興じた。(当時はビンの牛乳で、紙のフタがついていた)「森○」とか「○治」などブランドものから「ホモ牛乳」など珍しいものまで、色や柄を競って集めていた。
今思えば何でも集めるのが好きな子供だったなぁ。でもすぐ飽きるのだけど・・

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