GRANCHとの出会いは、たしか一昨年の「音源付きフリーペーパー・マシュマロ」
Dinner Setレコ発@ハポンで楽しそうにコントラバスを弾いてるミヤケさんを観て らぶずっきゅん したのも、その頃だった。
その後「FUTURE NAGOYA / V.A.」というコンピ盤にて、より一層GRANCH欲が高まった僕は金山ブラジルコーヒーでのライブを観に行った。CDで聴いていた「AM 4:23」を生で浴びて感動した。
その日はミヤケさんが全曲エレキベースで「凛」も演奏されないという珍しいセットで、まあコントラバスは次に観れるしーって思ってたのに、もう。
ただでさえライブ本数の多くないGRANCHの、その少ないチャンスを逃し続けているうちに、解散の知らせを聞くことになった。
くやしい。
解散報告を受けて、いろんな人が「さみしい」とか「3人が決めたことだから、これからも応援する」など言うけれど、ぼくは悔しい。
1回ライブ見れて良かったーと思えない。間に合ったと思えない。ぜんぜん足りてない。
去年夏にGRANCH/DinnerSet2マンがあって予約までしてたのに当日仕事が終われなくて諦めたこと、なんどでも悔やんでいて、ちょうど悔やみなおしているタイミングで3/21のイベント告知があったから、すぐさま予約したけれど、それがラストライブだなんて。
せめて最後に立ち会えるのは救いだとしても、GRANCHほどのバンド、最後はワンマンくらいやってくれないと本当は足りないと思う。
春からはCDを聴くしか出来なくなる。これも、いつか手に入れようと油断しまくっていたから、ゲットできるやつ全部ゲットしなくちゃ。
音楽家が死んだとき、だいたい誰かが「作品は残る」って言うけど
本当で、これは重要なこと。
それから、どうなるんだろう。
3人の未来も気になる。美和子さんは唄い続けるよね。敦子さんは、どうだろう。あんなギター、必要だもんな。いなくなったら困る。ミヤケさんは? やめないよね。やめられるもんならやめたらいいけど、僕は許せないな。
なんにしても、やりきれないなあ。
最近とくにバンド解散が多い気がして、それは気のせいだし、どっちでもいいけど、ひとつひとつに違う気持ちを持っていたい。
くやしい、ってのは
他の解散には感じなかった気持ちだから、よかった。
君はまるで雨のよう
すうっと息を吸えば
すぐそこにあるような
凛と佇む 君のコトバ
君の声が沁みこんで滴り落ちそう
身体中が熱を帯びて 君を呼ぶの
雨の日は、なにかひとつ許されるのよ
君のこと、こんなにも想ってもいい

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