今日、この訃報にふれたとき
ぼくは大音量で、電気うなぎを聴いていたんです。
とっさに音量を下げたぼくの目の前はぼやけてかすみました
だからといってなにを思うこともできなくて、すぐまた
音量を上げて、電気うなぎを聴いていたんです。
おやすみなさい、佐久間正英さん。
電気うなぎって魚(バンド)は、南アメリカ(愛知と島根)に住んでいて、大体600V〜800Vの電気(BPM600〜800の速さ)を出すことが出来る。 ※でも電気うなぎ(バンド)は生まれたばかりだから、BPM30くらいしか出せない
らしくて
はやい話だと
かっこいいスリーピースバンドなのだけど
僕が思い違いしてたのは、しゃぼん玉ホリデイの鈴木軍馬が加入
という噂を聞いて、てっきりギターで参加して4人になるのだ
とイメージしちゃってたところ。
じっさいはベーシストのメンバーチェンジでありました。
メンバーが替わるっていうのは、ほんとうには解散のことなんだよ
解散は、好きじゃない。どんなバンドも続いてほしい。
でもメンバーが1人、なんらか事情で抜けなきゃいけないからって
解散しちゃうバンドもあると思う。
ほんとうには、それは誠実なことかもしれん。
こないだの電気うなぎを
僕が心から楽しめなかったのは
以前のイメージを持って、以前の電気うなぎを見るつもりの心で
そこにいてしまったからだったように思う。
そこには、イメージと違うバンドがいて、その場ですぐさま
理解できなかったんだと思う。
翌日になって無料配布でもらったCDを聴いて
「新しいバンド」が始まっていると感じた。
軍馬くんがサポートベーシストだったら即刻クビにするべきだと思うけど、正式なメンバーとしてさっそくすぎる速度で存在感を発揮しまくってるわけだから、これはバンド崩壊の危機でありチャンスなんだろう。
今度ライブを見に行くときには「新しいほうの電気うなぎ」を見るつもりで行けば、きっと楽しめる気がする。
と同時に、
「前の電気うなぎ」が、もういないことの寂しさを味わった。
寂しく思えるくらいには好きだった。ライブを3回しか見てないけど最高のロックンロールだった。ごきげんに踊れる痛快なバンドだった。
新しい電気うなぎは、違うと思う。どこでもいつもだれとでも笑顔でなんかいられないバンドかもしれん。ひりひりするやつ。
チェインギャングは歌いだす

2