ここで問題です。
「クラシックのコンサート会場に、楽譜が読める人と、音楽を聴いて寝てる人がいます。どちらの人が音楽がわかる人でしょう?」
音楽を聴いて心地よく感じているから寝ているので、寝ている人こそ音楽がわかっている人です。
音楽を聴いてその良さが分かる能力こそが大切で、楽典や演奏技術を語ることは、音楽を理解することという意味ではより下位の能力でしかないのです。「音楽の知識や技術より、何より”耳が大切”」ということになりましょうか。
これは先述の音楽プロデューサー、三川晋先生のお言葉です。

1