海外アーティストのエージェントをやってみたいものだと、巨人の松井選手がヤンキーズに移籍した頃から考えていました。1時期、2年間に亘ってロンドンのアーティストとの仕事がありましたが、なかなか得るところが大きいのです。ここのところニューヨークのロビー・デュプリーとの仕事の話が進んでいます。
ニューヨークのアーティストといえばダリル・ホールや、サウスサイド・ジョニーとのA&Rとしての仕事の思い出があります。天は2物(ぶつ)を与えず、と良くいわれますが、ダリル・ホールは天から下界に降りてきたばかりと思わせるほどのヒラメキがあり、そのヒラメキだけで生活してしまうような天才型です。握手してもフンニャリという感じで、”心ここにあらず”というのがダリルさんでした。ジョン・ライオンの場合は、同じ音楽の申し子なのですが、”ツーといえばカー”みたいに、乗りが良くて話が早い、粋で、ヴァイタリティあふれる”男の中の男”みたいなヒトでした。
同じニューヨーカーでもロビー・デュプリーは天才ミュージシャンであり、天才マネージャーという感じ。ビジネス上での判断力と行動力がスピーディで抜群です。
2008年のロビーさんのアルバム『TIME AND TIDE』を聴いても、研ぎ澄まされた音と言葉がわれわれ聴くヒトを元気にしてくれます。
洗練されたロック、カッコイイ<音楽=生き方>、大人の音楽としてのロック。ロビー・デュプリーの音楽は、自分が「本物の大人」になれそうなワクワク感を与えてくれます。合言葉は”I Got Lucky”。
"音楽セレブになりたい方、必聴!”
MAIR-1001『TIME AND TIDE /Robbie Dupree』

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