「踊るリッツの夜」(原題:Puttin' On the Ritz)はアーヴィン・バーリンの曲で今でもジャズのスタンダードとして愛されている名曲です。
前にも話したかもしれませんが、東京のホテルの部屋でエルヴィス・コステロからお茶とケーキをおごってもらった、というのは自慢しちゃう出来事でした。
ドイツのフランクフルトでは「踊るリッツの夜」の全米(キャッシュボックス)No.1のヒット曲で知られるTACOさんからディナーをおごってもらいました。
'80年代にドイツから『AFTER EIGHT』というアルバムを発表したのが、TACOさんです。当時担当A&RだったKAGE氏は、オリコン記事のためのプロモーションを目黒のたこ薬師で行ったり、日本盤ジャケットを葛飾北斎の鳥獣戯画に変えるなどの小細工も施しながらがんばりました。ラジオニッポンの湯川先生の番組でも何回か紹介されたりもしました。
この悪乗りの極めは「踊るリッツの夜」という邦題そのものでした。ところが、J-WIDで検索すると、TACOの後約30件の同名タイトルでの出版社からの信託がされていました。後輩のA&RがKAGE氏の残した遺産を引き継いでくれていたことになります。
ところでこうした楽曲の邦題には音楽著作権、著作隣接権はないんですね。ブツブツ・・・・・・。
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