プロデューサーは、仕事クリエイターです。
先日、録音スタジオで演奏家のH.I.さんから、「プロデューサーのおかげでボクら仕事をさせてもらっているんですから」と激励とも感謝ともとれる言葉を聞きました。
音楽プロデュサーの基本というのは、仕事の種である企画書を持って、1軒1軒訪ねて歩くというような作業です。宮崎駿さんがインタビューで「トトロ」の企画書を持って何軒も訪ねて、ダメだといわれたこともあった、という趣旨のことをおっしゃられていました。ひとつの企画が採用され、それが大成功すると、こんどは今まで目もくれなかったような人が蜜を求めるハチのように近寄ってくる。
音楽プロデュサーの場合、企画が通る−−−>制作費が出る−−−>編曲家が編曲する−−−>アーティストや演奏家が、歌唱・演奏する−−−>スタジオが使用される−−−>デザイナーがデザインする−−−>ジャケット業者、プレス工場、流通会社が動く−−−>レコード会社が発売(販売)する−−−>音楽イヴェントが実施される−−−>レコード店が販売する−−−>JASRACが著作権を徴収・分配する−−−>音楽出版社が出版管理する....というような流れで多くの法人・個人に、個々の具体的な仕事を生み出すことになるんですね。
不況脱出のための産業助成金はまず音楽プロデューサーに!

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