「Boom Boom Boom」が大ブーム中の、あの郷ひろみさんから『Golden Years S1970』へのコメントをいただくことができました。頑張るゾー!BOOM BOOM BOOM!!
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スウェーデン出身のピアニスト、カール・オルジェは『よろしく哀愁』を、どんなふうに受け止め、どう表現しようとしているのだろうか。そしてまた、彼の中では、どんな詩をイメージするのだろう。酒井さんがプロデュースしてくれたこの曲を、最初に歌ったのは18歳のときだった。それから今まで、何度もアレンジして、アルバムに収めてきた。メロディや詞に対する僕自身の考えも、歌い方も変わってきたのだと思う。今回、インストルメンタル・ナンバーとして収録された『よろしく哀愁』のリスナーは、メロディとともに、どのフレーズを印象的に思い浮かべるのだろう。
「逢えない時間が 愛育てるのさ 目をつぶれば君がいる」それとも
「もっと素直に僕の 愛を信じてほしい」なのだろうか。またそれは、いつの頃の僕の声なのか。
若い世代にはもう1曲『2億4千万の瞳』の「エキゾチック・ジャパン」の方がピンとくるのかもしれない。
彼らにとっての僕はHIROMI GOになった。
よい楽曲とは「かつての名曲」ではなく、ずっと生きつづけ変化して、物語をつむぎだすものなのだと思う。
今回、またひとりのピアニストによって新しい物語が生まれようとしている。あらためて、このようなスタンダード・ナンバーをもてたことを、ヴォーカリストとして幸せに思わずにいられない。
郷ひろみ
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