kantele あんさんぶる

螺鈿入りカンテレを制作するのはちょっと手間暇がかかります。
また室内も汚れるということで3回目位から指導者のＨさんが務めている学校を会場に移しました。
ここの学校は学校開放をしていて非常に協力的でとても気持ちよく作業ができました。
この場を借りてお礼を申し上げます。

さてさてこの”螺鈿入りの漆カンテレ”ぞくぞくと完成してきましたよ。


さすが漆、肌触りも抜群。
皆でこのカンテレを持つ時は必ず手袋をして弾く寸前に手袋を外して演奏しなければならないねと冗談を言っていました。

宝物のような”マイ螺鈿入り漆カンテレ”です。

　　

＊左はツ−ト−ンカラ−が美しい裏側、中は耐水サンドペ−パ−で磨いている所、右はチュ−ニングピンを打ち込んでいる所



札幌市立北野中学校で”カンテレ制作講座”の様子が紹介されました。
http://school-blog.cute.bz/kitano-j/a/005363.html

毎年春になると千葉に住んでいる親戚からどっさりと”筍の子”が届きます。
この２，３日、毎日　筍のお料理が続きます。

筍入りのお味噌汁、若竹煮、そして今日は初めて作った”筍の子サラダ”

実は先日Ｍデパ−トのお惣菜売り場に行ったら”筍の子サラダ”を売っていました。
初めてのことでしたので買って食べてみました。
筍のほんのりした苦味が春を感じさせました。

で、今日　私も作ってみましたよ。


茹でた筍をキッチンペ−パ−でさっと水気を拭き取ります。
ブロッコリ−スプラウト、ハムを入れます。
そして　柚子胡椒、お醤油を大匙１杯　入れて　マヨネ−ズで合えます。

なかなか美味ですよ。

４月初旬から始めた”螺鈿入りカンテレ”が昨夜かんせ〜い



螺鈿がキラキラ光って豪華

下塗りした所に螺鈿をのっけてその上に漆を５回〜７回くらい重ねて塗ります。そして今度はそれを水性サンドペ−パ−で磨いて螺鈿を出します。
これがまた楽しい。まるで宝探しのようなんですよ。



螺鈿の上に５、６回塗りますから、螺鈿が漆の下に隠れてしまうのです。その螺鈿を出すべく水性サンドペ−パ−で磨いて行くのですが、螺鈿が出て来た時は皆歓声をあげるのです。

”あ-出てきた　出てきた　うわ-きれい”

そして螺鈿が壊れないように廻りの高さを揃えていきます。
根気のいる作業ですが丁寧に磨けば磨くほど美しいカンテレができます。

ところで漆塗りには　”透き漆塗り”　という方法もあるそうです。
千代紙を貼って上から透き漆を塗ると千代紙の模様がとても可愛らしいんですって
次はこれに挑戦してみようかな

先週の日曜日、久しぶりにクラシックコンサ−トへ行って来ました。
私がピアノを教えていた頃は月に２，３回はコンサ−トへ行っていましたが、カンテレを始めてからというものは年に数回しか行かなくなりました。
何で？というと　う〜ん　今はクラシック音楽には以前ほど興味がなくなったというのが本音かな？

で、このコンサ−トのピアニスト＆チェンバリストは　”小林道夫さん”　
ホントに何十年ぶりかで聞きましたね。
このコンサ−トは単なる演奏だけではなくレクチャ−付きのコンサ−トでした。

小林道夫さんというと”バロック・古典派の音楽”を得意としてその評価は日本でも非常に高い。まあバロックや古典派の音楽というと演奏もいつもまじめそうな顔をしていかにもドイツっぽっくて演奏にそつがありません。ですからその日もそんなまじめ四角四面の小林道夫さんをイメ−ジして行ったのですが、これが意外や意外。
ドイツでの豊富な経験や知識を通してのト−クは楽しく、そしてとても勉強になりました。
会場内も終始ほんわかあったかムードでした。



小林道夫さんも素敵に年齢を重ねられたんだなあとつくづく思いました。

このコンサ−トは
”ピアノ創生期の大作曲家とその後の行方”というサブタイトルが付けられており、大阪からピアノファルテ修復師の　”山本宣夫氏”がご自身で作られた１８世期頃のレプリカ（模造品）を３種類持ち込みこのピアノフォルテのメカニックの説明をしながらそしてその楽器を使って”小林道夫さん”が演奏するというものでした。

ピアノ制作者の”クリストフォリ”や”クレメンティ”などは自身で楽器を作り、そして作曲家であり演奏者でもありました。

今年２月に東京の六本木で”カンテレライブ”を企画してくださった
　”tavatabito（タバタビト”さん。

ハンドル名はフィンランド語の「逢う(tavata)」と日本語の「人」を
合わせた造語とのことでフィンランドと日本との架け橋になるべく思いでお仕事をされているということを感じさせます。

　　〜彼女のポリシ−〜　

人との繋がりを大切にする"maru"が
・楽しいイベント
・興味深いセミナー
・ご機嫌な出逢い
・ほっこりとした時間...をご提供します。

お金より、名声より、地位より、
「人」という財産を
増やすことにかまけましょう！


とのことです。東京を中心に各地でフィンランドに関するイベントを企画していらっしゃいます。彼女のホ−ムペ−ジはフィンランドの香りで一杯です。

http://www.tavatabito.net

是非ホ−ムペ−ジをご覧になり、興味のあるイベントがありましたらお出かけ下さい。

カンテレの曲の中には”鐘の音”をイメ−ジした曲が沢山あります。

どの曲もカンテレの特性を生かした素敵な曲です。中でも”コネビッツアの鐘の音”はフィンランド人なら誰でも知っている曲ですが、その外に”バラモ教会の鐘の音”などもあります。そして”カレリア地方の鐘の音”もとても魅力的な曲です。

フィンランドのトップカンテレ奏者を沢山育てたリトバ・コイスティネンが自身のアルバムの中でこの曲をコンサ−トカンテレで演奏していて、初めてこの曲を聴いた時、こんなに早く、そしてメロディを中音部で弾いているのに高音や低音があちこちから聞こえてくる。一体どうやって弾いているのだろうと何度も思ったことがありました。そして私も演奏してみたいなあと思っていた所、１年ほど前、ふと私の持っているカンテレ楽譜の中にこの曲が入っていることに気づきました。
で、弾いてみると何と１５弦でも演奏できるのです。

そして、つい先日この曲を１０弦で弾いているのを　ｙｏｕ　ｔｕｂｅ　でアップされました。華麗な５弦カンテレ奏者の　kettuantti　さんが１０弦カンテレで演奏しています。

http://www.youtube.com/watch?v=Z_SgSASL4AE&feature=channel_page

尚、この曲は５月１０日に開催される”カンテレ発表会”で奏法は違いますが、１５弦カンテレソロでＮさんが演奏します。

春の雪解けと共にイベントが目白押しです。

さて、昨年秋頃から準備を進めてきた発表会が下記の通り開催されます。

私の所に習いに通う人の多くは
「早く上手になって入院しているおばあちゃんに聞かせてあげたい」とか「施設にいるおばあちゃんに聞かせてあげたい」という方が多く、どの方も真摯にカンテレと向き合っていて上達振りも目覚しいものがあります。
指導者としては嬉しい限りです。

そんな方達が集まっての発表会。皆、今からドキドキものですが、きっと楽しい発表会になると思います。

この度の聞かせどころは何と言っても５弦カンテレのアンサンブル　　”タンゴＸＹＺ”　　多分、日本初公開です。　５弦　だけでこんな素晴らしい演奏が出来るんだというのをお聞かせします。
また　１９弦　カンテレのアンサンブルでは某ＴＶで大ヒットした”北の国から”のテ−マ曲。皆で一緒にアレンジをして仕上げましたよ。おおらかでとても美しい曲です。
そしてビッグカンテレのソロ＆アンサンブルと盛りだくさんのプログラムです。

今回の発表会には釧路からも２名参加して総勢約３０名の出演になります。

きっと素敵な音色を会場一杯に響かせてくれることと思います。

ご都合のつく方、是非　聞きにいらしてくださいね。

　〜佐藤美津子門下生カンテレ発表会〜　

■　日　時　：５月10日（日）午後3時〜

■　会　場　：エリエ−ル　スクエア札幌　渡辺淳一文学館
　　　　　　　札幌市中央区南12条西6-414
　　　　　　　地下鉄南北線　中島公園駅下車　一番出口より徒歩7分
　　　　　　　鴨々川通り沿い　札幌コンサ−トホ−ル「Ｋｉｔａｒａ」向かい

■プログラム
　５弦カンテレ　・タンゴＸＹＺ・嘆きの少女・カレワラのメロディ・ノスタルジア・閃き・可愛い小鳥・森のこだま・ワルツ　他
　１９弦カンテレ　・北の国から・うれい・カレリア地方の鐘の音・リパツカ・千の風になって
　ビッグカンテレソロ　　・ザ　スィング・ウェディングワルツ・グリ−ンスリ−ブス
　ビッグカンテレアンサンブル　　・カレワラのメロディ・熱望・もし私が眠ったらなら

■入場料：無料

この”白樺の樹液”を採取している　Steven's Stable のホ−ムペ−ジで白樺の樹液の成分などを調べてブログでご紹介をしています。

下記のアドレスからアクセスしてみてください。
http://stevenstable.blog123.fc2.com/blog-entry-161.html

またランチなどにいらっしゃる方はペットボトルを持って行くと樹液を分けてくださるそうです。
ランチも札幌では珍しい”ペルシャ料理”なんですよ。

キャ−　是非とも行かなくちゃね