私が多分20代の頃のことだったと思う。
”ミスタ−ベ−スマン”というポップス系の曲が大ヒットしたことがあった。歌手は’九重裕美子’だったのでは・・
イントロ部分を本来楽器のコントラベ−スで弾くべきところを歌でその楽器の音の模倣をするというものだった。
その斬新なアイディアはとても新鮮で私はこの曲が大好きだった。
その他、当時”ダ−クダックス”とか”ボニ−ジャックス”など正統派の男性コ−ラスがアカペラで歌ったりする時
ボン ボン ボン ボボンボ ボン
などと魅力のあるバスでメロディの伴奏をしたりすることもあった。
私はこれらの曲をいつも興味深く聴いていた。
今回のカンテレミュ−ジックキャンプで、私は6曲のアンサンブル曲を経験した。
それはコンサ−トカンテレ4台であったり、15弦&19弦のアンサンブルだったり色々だったが、その中に参加者全員で演奏するアンサンブル曲が2曲あった。
総勢70名のアンサンブルである。
歌を歌う人、5弦、15弦、コンサ−トカンテレ、パ−カッションなど色々な楽器を交えてのアンサンブルでとても楽しいものだった。
その中の1曲のイントロを全員で
シ−チャッチャ シ−チャッチャ
と歌で始まる。
一体何が起こるのかとワクワクするような出だしである。
私は札幌に戻ってからこの手法をレッスンの中に取り入れてみようと思った。
アレンジした曲はフィンランドで割と新しく作曲された曲。
全体の感じとしては同音連打が多く、ちょっと単調でつまらない曲であったがこの
シ−チャッチャ シ−チャッチャ
を入れることにより、素敵な曲に仕上がった(自己満足か

)
タイトルも受講者から募集して
”ベリ−の丘へ” と命名

。
いつかどこかの会場で演奏することができたら嬉しい

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