今年は例年になく秋が長い。我が家は札幌市内であるが山々に囲まれていて四季折々がとても美しい。(下記の写真は2日前に撮影)
もう10日も前のことであるが道外に住むメ−ル友達に下記のようなメ−ルを送った。
札幌は2,3日前、雪虫がフワフワと沢山飛んでいました。
そろそろ雪が降るかもしれません。
すると下記のような返事が来た。
ところで雪虫って何ですか?寒くなると出てくる虫ですか?
何だか、「フワフワ飛んでいる」という感じが幻想的な想像を掻き立てますね。北国はそう言う不思議さがあると言うか、南国の心躍るような楽しさとはまた別な、厳かで神秘的な魅力がありますよね。
北国には妖精がいる、と言われたら普通に信じてしまいそうな気配があります。
私はこの時初めて”雪虫”というのは北海道だけに棲息する昆虫だということが分かった。
北海道ではこの雪虫が”そろそろ雪の季節が来ますよ”ということを知らせてくれます。
<雪虫>

雪虫はアブラムシ科でトドノオオワタムシという。アブラムシは植物の液汁を吸って生活しており春と夏とで寄生する植物を変える。春にはヤチダモ類の葉裏で生活し、夏にはトドマツの根に移り地下で暮らしている。そして晩秋になると一斉に春に寄生していた植物へと帰る。この時、粉雪のような姿をしているので、私たち北国の人間は雪虫と呼んでいる。飛んでいる姿は、天使の様だが実は害虫。

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